私の投資戦略 その2

以前ブログで、私の投資戦略はバフェット太郎さんの高配当米国株への分散投資を基本に据えていると書きました。ポートフォリオでも「高配当米国株への分散投資」という名目で分類しました。しかしこれは正確ではありません。あくまで「高配当米国株への分散投資」が「S&P500指数へのイデックス投資」を上回るという考えを主張したいため、便宜的に「高配当米国株への分散投資」と分類しました。実際には下記銘柄で構成されています。

1,高配当米国株8銘柄
2,S&P500指数に連動したインデックス(VTI)

ポートフォリオでは「高配当米国株への分散投資」という名目で分類しているものの、実際にはVTIも含まれます。以前、投資ルールを説明した際、買い付け時にもっとも時価評価額が低い銘柄に投資すると書きました。そのこと自体は間違いないのですが、上位ルールが存在します。それは買い付け時に「高配当米国株8銘柄全て」と「S&P500指数に連動したインデックス(VTI)」の時価評価額が低い方に投資するというものです。このようにする理由は、高配当米国株への積み立て投資がS&P500指数への投資をアウトパフォームすると信じつつも、景気後退局面などでは必要以上に割安になったS&P500指数を買い付けた方が、投資を最適化できると考えているためです。
銘柄選定の手順は、まず高配当米国株8銘柄全てとVTIの時価評価額を比較します。VTIが時価評価額が低ければ、VTIを買い増す。高配当米国株8銘柄全ての時価評価額が低ければ、今度は高配当米国株の構成8銘柄の時価評価額を比較し、その中で最も時価評価額がもっとも低い銘柄を買い増すというものです。
このルールに従って定期買い付けをした結果、2022年初めから2023年中ごろまでは、ほぼ毎回VTIを買うこととなりました。約1年半、資産は伸び悩み下がり続けるVTIを買い増す退屈な日々を送ることになりました。セミリタイアは遠のくのを感じ、やめとけば良かったと思うこともありました。しかし、2023年後半からS&P500は強気になり、2024年3月現在、最高値を付けるまでになりました。結果、大きな含み益を得るにいたりました。以降はVTIの時価評価額が大きくなりすぎてしまい、高配当米国株を買い増している状態です。

私のポートフォリオ、高配当米国株8銘柄全てとS&P500指数に連動したインデックス(VTI)の時価評価額が低い方に投資するというルール


以上のような理由で、ポートフォリオでは「高配当米国株への分散投資」としつつも、内訳は高配当米国株8銘柄とVTIで構成されています。なお、時価評価額がもっとも低い銘柄を買い増せば、個別銘柄の時価評価額が均等になるはずですが、グラフを見て分かるように実際には私のポートフォリオは、個別銘柄の時価評価額が均等になっていません。これには理由があって、運用当初の投資可能資金が100万円程度と限られていたことが関係しています。この点についてはまた次回書きたいと思います。